日本を代表するソリスト曽我部清典氏とベストブラスの濱永晋二氏が共同開発。プロの演奏家を満足させる高品位なサウンドは、緻密な設計と完全なハンドメイドから生まれます。ベストブラスでは Sound Transformer /サウンドトランスフォーマーという名称を使用します。
サウンドトランスフォーマー《トランペット/ワウワウ》には、アルミ・コパー・ブラスの3種類の材質を採用。それぞれの金属の物性によりそのサウンドが変化します。アルミは軽く柔らかい材質ですから、軽快で明るいブリリアントサウンド。コパーは比重が高く比較的柔らかいため、豊かで暗めのダークサウンド。ブラスはコパーと同程度の比重を持ち、しっかりとした材質ですから、適度な重量感を持つ明るく芯のあるリッチサウンドが特長です。表面を美しいヘアライン仕上げとすることで、よりクリアで輝かしいサウンドを生み出すことを可能にしました。
いわゆるハーマンミュート(ワウワウ用の管を外して使用)は、ピッチが顕著に上昇します。Bbトランペットの場合、オープン時よりメインチューニングスライドを 15mmから25mm 程度多く抜く必要がありました。これでは、曲中で ON / OFF を繰り返す度に調節が必要です。実際、メインチューニングスライドを抜く時間が無くて、非常に高い音程で演奏することになります。ベストブラスのサウンドトランスフォーマーを取り付けた場合は、楽器のピッチがオープン時と同じになるよう設計されています。
一般に正しいピッチでチューニングされても、低音域や高音域の音程がばらつくことが良くあります。これは、オープン時にはその状態で音程バランスが取れていたのですが、ベルの先端に何か(ミュート)を取り付けたことで、その良好な音程バランスが狂ってしまうからです。ミュートをただの効果音的に使用する場合はこれでも使えますが、音楽演奏を仕事にするプロ達には、音程の悪いミュートは使い物になりません。ベストブラスのサウンドトランスフォーマーをお試しください。
専門家の高い次元の吹奏テストをクリアしたサウンドトランスフォーマーは、全音域にわたって自然な吹奏感が得られます。これまで、低音域を豊かな音で演奏できるものは、ありませんでした。これは音響設計上最も難しい部分が低音域に現れる結果ですが、ベストブラスはそれらの欠点までも改善しています。
ワウワウミュートはベルに取り付ける構造から、従来のコルク製では、演奏中などに抜け落ちてしまうことがよくありました。これでは演奏に集中できなくなりますし、落下した大きな音で、音楽自体を台無しにしてしまいます。ベストブラスのサウンドトランスフォーマー/ワウワウは、特殊なスポンジを採用することに依って、格段の取付性能向上が図られています。ベルに優しく、しっかり取り付けることが可能になりました。全てに音楽的でありたい、細部に渡って配慮されたベストブラスのサウンドトランスフォーマーです。